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「いえさか産婦人科医院」ドクターからのメッセージです。

ドクターからのメッセージ
ドクターからのメッセージ
いえさか産婦人科医院
副院長 家坂 清子(いえさか きよこ)先生

つらい整理痛を放っておかないで。

JR前橋駅からケヤキ並木の大通りを北へ5分ほど歩いたところにある「いえさか産婦人科医院」は、10代20代の若い患者さんも多く訪れる産婦人科クリニック。副院長の家坂清子医師は、小中学校や高校、大学、PTAなどで性教育や女性の健康に関する講演を積極的に行っており、生理痛の悩みにも早くから取り組んできました。「女性の身体の悩みは専門家である産婦人科医にぜひ相談してほしい」と語る家坂副院長に、多くの女性が悩む生理痛について話していただきました。

あきらめて我慢している人が多い、生理痛

家坂副院長

「厚生労働省の2001年の調査では、20〜40歳代の女性のうち27%もの人が日常生活に支障を来すような生理痛に悩んでいます。労働損失に医療費を加えると、年間に約1兆円の経済損失という試算まであるほどです。しかも月経困難症と診断される重い生理痛でも、受診する人は3割ぐらいと多くはありません。やはり産婦人科の敷居が高いのかもしれませんね。また長い間、鎮痛剤で一時的に痛みをやわらげる治療が主だったことも原因かもしれません。現在では、子宮内膜症による月経困難症には保険適用のある低用量ピルが使えるようになり、安全に治療できるようになるので、これから受診する患者さんが増えることを期待しています。」(家坂副院長)
生理痛で来られた患者さんには、症状をより詳しく伺うために生理痛専用の問診表を用意しています。別の症状で来られた患者さんにも「生理痛はありませんか?」と聞くようにしています。すると「言う必要がないと思っていた」「あきらめていた」などとおっしゃるものの「実は悩んでいる」という人が少なくありません。
生理痛には、感染症や子宮内膜症、子宮筋腫、ポリープなどの病気によるものと、原因がはっきりしない機能性のものがあります。はっきりした原因が見つかる患者さんは3〜4割ぐらいで、原因が見つからない場合の方が多いそうです。「機能性の生理痛の場合は、経血量が多い(過多月経)という症状がよくみられるのですが、自分の経血が多いか少ないかは自分ではわからないものです。たとえば、レバーのようなかたまり(凝血)が出ませんか?ナイト用のナプキンが2時間ぐらいでしっかり汚れたりするぐらい出ませんか?というふうに生活実感のある問いかけをすると、患者さんも症状を説明しやすいようです。」

患者さんの気持ちを大切に、内診にもきめ細かい気遣い

待合室

「生理痛の原因を探るための問診に続いて、クラミジアなど性感染症(STD)の検査、子宮内膜症や子宮筋腫などがないかをみるための内診・超音波検査などを行います。子宮内膜症の場合には、血液検査で腫瘍マーカーを調べることもあります。MRIなどの精密検査が必要な場合には、設備のある病院へ紹介しています。」(家坂副院長)
「内診への抵抗が産婦人科への受診の障害になっているのでは」と話す家坂副院長は、内診についてもきめ細かい配慮を行っているそうです。
「患者さんの気持ちを大切に、最善の努力をしています。特に初めての場合、緊張で体に力が入り、つらい思いをすることがあるので『つらかったら言ってくださいね、我慢しなくていいですよ』と声かけなどして緊張感を解くよう心がけています。」
このように声をかけることで若い患者さんも安心して内診が受けられるようです。

治療は、鎮痛剤、漢方薬、低用量ピルの3つから

「鎮痛剤」「漢方薬」「低用量ピル」

月経困難症と診断されたら次は治療法の選択です。あらかじめ生理痛用の問診表には、治療法として「鎮痛剤」「漢方薬」「低用量ピル」の3つと、「相談して決める」という選択肢を提示して話し合うことにしています。
「鎮痛剤は対症療法です。また、漢方薬は効果に個人差があり飲み方などが複雑です。一方、低用量ピルは様々な面で理にかなっていて効果も認められていますが、まだ知られていないことも多いので詳しい説明を聞いて決めてください。」
低用量ピルを考えてみようという人には、看護師が質問に答えながらていねいに説明を行います。
「低用量ピルは毎日忘れずに飲まなければなりません。また、日本ではまだマイナスのイメージを持つ人も少なくありません。そのため、患者さんには主体性を持って選択してもらいたいと考えています。」と家坂副院長。

治療法の説明は、医師と看護師の連携プレーで

家坂副院長とスタッフの皆さん

看護師のみなさんによると「最近は、お友達からピルを飲んだら生理痛がすごく楽になったと聞いて口コミで来院される人も増え、若い世代ではピルは生理痛の治療薬としての認識が広がってきたようです。」という一方、「低用量ピルについての知識は広まってきていますが、『癌になる』『太る』『不妊症になる』などといった情報に惑わされ、心配している人もおられます。」とのこと。また、付き添いで来たお母さんの方がピルに対するマイナスイメージが強いようだとか。
「ピルは実際に飲んでみると満足度が高く、続けるとやはり生理痛が楽になると実感される人が多いようです。生理痛が楽になって受験勉強もうまくいったなど喜びの声が聞けると私たち看護師もうれしいですね。我慢しないで気軽に婦人科を受診してほしいなと思います。」
家坂副院長とスタッフの見事な連携プレーも、いえさか産婦人科医院の大きな特徴です。

生理痛から解放されて、よりよい生活を

「生理痛がつらいと思ったら、ぜひ産婦人科を受診してください。体調が悪ければ病院に行くのが普通なように、性に関わる領域だけをタブー視しないで生理痛という体の不調も医師に相談してください。生理痛も立派な体調不良だと家庭や学校教育を通じて知ってもらいたいと思っています。生理痛の原因でもある子宮内膜症を放っておけば不妊症や卵巣癌になることもあります。女性の将来や命にかかわることですから生理痛を放っておいてはいけません。」(家坂副院長)
つらい生理痛をきちんと治療して、より多くの女性に充実した生活を送ってほしい。長年、女性の健康や悩みに向き合ってきた副院長ならではのメッセージが、生理痛に一人で悩んでいる多くの女性に届くことを願っています。

※いえさか産婦人科医院は2013年に閉院いたしました。

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