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「カレスサッポロ 時計台記念病院 女性総合診療センター」ドクターからのメッセージです。

ドクターからのメッセージ
ドクターからのメッセージ
カレスサッポロ 時計台記念病院 女性総合診療センター
センター長 藤井 美穂(ふじい みほ)先生

自分にあった月経痛の解消法を

カレスサッポロ時計台記念病院内にある女性総合診療センター。医師を含めスタッフは全員女性で、産婦人科、乳ガン検診、女性内科、心療内科を擁し、女性の全ライフサイクルにわたっての疾患の治療を行っています。センター長である藤井美穂先生は子宮内膜症の治療をライフワークとする産婦人科医。月経困難症の悩み苦しむ女性たちの心強い味方であり、専門性をいかしたチーム医療による、高度できめ細かな治療が特徴です。

がまんせずに薬の服用を

藤井先生

「外来を受診される方で、生理痛を訴えて来られるのは10代後半〜20代が多いですね。日本人は薬嫌いなのでしょうか。お母さんに『お薬は身体に悪いからできるだけがまんしなさい』と言われていたり、ずいぶんひどいのに薬をのまずにがまんしている人が多いのに驚きます。私は『生理がきそうな前日などでも生理痛が始まる前からきっちりと定期的に鎮痛剤を飲みましょう。がまんする必要はないですよ』と言っています」。痛みがあれば、痛みに対する治療をきちんと行うべきというのが藤井先生の基本的な考え方です。
「生理痛の場合、まず病気がないかを調べます。内診、腹部および経膣エコー、性交経験のない若い方には経直腸エコー、腫瘍マーカーの血液検査、場合によってはMRIを行います。すべての検査で病気が否定されたら機能性月経困難症の可能性が高いと診断します。でもこれで子宮内膜症が否定されるわけではありません。子宮内膜症、子宮腺筋症などの器質性月経困難症であれば、まず鎮痛剤、痛みがひどい方には低用量ピルを処方します」。
ピルについての説明は本などを使ってていねいに行い、「使って2クールくらいまでは不正出血と、慣れるまでの短期間は少し吐き気があるかもしれませんよ」と副作用のこともきちんと伝えるそうです。「それを必ず言っておかないと、軽い不正出血でも患者さんが不安に思い、服用をやめてしまうからです。きちんと説明すれば、ほとんどの方が問題なく飲み続けています」。低用量ピルにもいろいろな種類があり、子宮内膜萎縮作用の強さが違うので、患者さんの症状に合ったものを処方しているそうです。低用量ピルに保険が使えるようになれば、患者さんにとって大歓迎だと藤井先生。

治療方の選択は排卵の有無を確認してから

治療方の選択は排卵の有無を確認してから

生理痛で婦人科を受診する際の、コツや心得をお聞きしました。 「排卵があるかないかで痛みの性質や痛みへの対処法が違ってきます。排卵があればピルを使用するのがよいでしょうし、排卵がないのに痛い場合には別の薬も必要な可能性があります。ですから、排卵の有無を知るために、毎日でなくてもいいので基礎体温を計って持ってきて頂くようお願いしています。基礎体温の測定も、毎日となるとすごくストレスになりますが、私たちが知りたいのは、妊娠するための排卵日のチェックではなく、排卵があるかないか、高温相と低温相がはっきりしているかを確認したい。だから測定した日がポツポツしかなくても、大体の判断はつくのです」

専門職が力を発揮するチーム医療

助産師の佐藤利江子さん
ホスピタリティーを考慮した受付カウンター
藤井先生とスタッフのみなさん

女性総合診療センターは完全予約制です。診療予約の電話が入ると、センターの専門スタッフが受けて話を聞き、「心のケアが必要」と判断したときは臨床心理士が、「身体の不調」が中心なら助産師が最初の問診を行うようにします。来院した患者さんが問診票を書き、同時にスタッフが話を聞いて専門的なコメントを記入。2枚の問診票を医師が見た時点で、患者さんの悩みや問題をほぼ正確に把握できるという流れです。スタッフは女性の身体と心のエキスパートとしての使命感を持って患者さんと接し、自ら意欲的に勉強して質の高いチーム医療を提供しています。
「チームメンバーは、医師のほか、助産師や看護師、臨床心理士、エコー専門の検査技師です。専門職がそれぞれの立場で役割責任を果たし、能力を発揮しています。チームで対応することで、患者さんとのコミュニケーションもうまくいきます。たとえば私(藤井先生)には尋ねなかったことを、他のスタッフに聞いたりもしやすいですしね。助産師が問診をするのも、私が患者さんと診断や治療について話す時間を少しでも長く確保したいからです。当センターの助産師はお産のことだけでなく、問診もピルの服用指導も行いますし、女性のライフサイクル全体にわたって身体の問題にかかわっていける能力を身につけています」
助産師の佐藤利江子さんにもお話を聞きました。問診ではどんな点に気を使っておられるのでしょうか。「お友達にも相談できず、迷った末にここに来る方が多いですね。だから『よく決心して来院してくださいました』という気持ちで、まず自分から名乗って話しやすい雰囲気をつくるようにしています。その方の話し方のペースに合わせて、声の大きさなども気をつけています。静かな方に勢いよく話をしてもいけないし、元気のいい方にはより明るく話すようにしています。先生の診察後も『どうでしたか』と声をかけます。『ようやく自分のことを分かってもらえたうえで治療が受けられそうです』とおっしゃってくださることが多く、私もとてもうれしいです。口コミの患者さんも多いんですよ」と語ります。
「生理痛を解消する治療には、鎮痛剤やピルだけでなく、漢方薬もありますし、アロマセラピーで痛みが和らぐこともあります。ここに来れば、専門家のアドバイスを受けながら、そんな選択肢のなかから自分にあったものを選べます。だからがまんしないで気軽に相談に来てほしいですね」。藤井先生の温かく頼もしい言葉が印象的でした。

カレスサッポロ 時計台記念病院
女性総合診療センター

カレスサッポロ 時計台記念病院女性総合診療センター

時計台からワンブロック東側という札幌市の中心部にあるカレスサッポロ時計台記念病院。女性総合診療センターでは、婦人科疾患はもちろん妊婦健診、道内唯一の女性の尿もれ・性器脱専門診療からカウンセリングやアロマセラピーまで、女性の身体と心のケアをトータルに行っている。同センターについて詳しくはHPで。

住所 北海道札幌市中央区北一条東1-2-3
電話 011-251-1221
診療内容・受付時間など

詳しくはコチラ

URL http://www.tokeidaihosp.or.jp/
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