ドクターからのメッセージ ドクターからのメッセージ

女性クリニック We! TOYAMA
院長 種部 恭子(たねべ きょうこ)先生

月経トラブルを解消し、女性を元気に!

ガラス越しに陽光が差し込むお洒落な椅子が並ぶロビーや待合室。まるでリゾートホテルのような快適な空間が広がります。病院名の「We」はWomen' s Empowermentの頭文字から。「女性を元気づけること」、女性の身体と心と生き方を切り離すことなく、診察も含めてサポートしていきたい、そんな思いが込められています。婦人科をはじめ女性特有の疾患への専門医療を行い、女性が気軽に受診できる心配りが隅々に行き届いているクリニックです。

子宮内膜症を見逃さない

婦人科を受診される方の2/3は月経トラブルとのこと。相談が多いのは、月経痛、月経不順、不正出血や過多・過少月経などの症状。20~40歳代の女性が中心ですが、10代も含めて若い女性の受診が増えています。

「強い月経痛はまず子宮内膜症を疑います。そのために超音波検査は必ず行い、鎮痛剤だけ処方することはありません。もちろん性交経験のない女性にはおなかの上からの超音波検査で、内診は行いません。 子宮内膜症はMRIで確定診断を行いますが、そこまでいかない場合でも、痛みがあれば予防の意味でもまず、低用量ピルをおすすめしています。長い期間使えて副作用が少なく、痛みも子宮内膜症の進行も抑えられるからです。さらに低用量ピルの服用で、子宮体がんや卵巣がんの予防効果が期待できるという研究結果もでています

クリニック内

という種部院長。
ピルという言葉への患者さんの抵抗感はありませんかとお聞きすると、とにかくていねいに説明するとのこと。

「ピル=避妊薬のイメージではなく、今すぐに妊娠を望まないのであれば子宮内膜症の症状をコントロールするのに有効だと伝えます。しかし、本人が服用するといってもお母さんが反対する場合も少なくありません」

種部院長はここでも「安全性と効果を伝え、まずは1ヵ月間、試してみてはどうですか」と納得されるまで説明します。また低用量ピルの治療以外のメリットについても話します。低用量ピルを使うと痛みから解放されるだけでなく、月経期間が28日周期できちんと管理することができ、それに合わせてライフスタイルを自分でコントロールすることもできます。

「社会人なら重要な会議、学生さんなら受験などといった大切なイベントのときに、月経痛のために100%の力を発揮できないなど女性はとても不利な立場にあります。男女共同参画社会といわれながら、女性の身体的な負荷へのケアがないのはおかしいですよね。ピルは女性が社会進出するためのツールでもあると思います」

月経トラブルは女性の生き方にも関わってくること。治療はもちろん、さらに一歩踏み込んだ種部院長の「女性を元気づける」ことへの強い思いを感じます。実際に低用量ピルのメリットを理解し、使用する患者さんが増えているそうです。

埋まらない問診票

初診の場合、患者さんにまず問診票を記入してもらいますが、すべての質問には答えられない方が多いそうです。
正確な情報を聞き出すテクニックを持っている看護師たちが、診察の前にていねいに対応し、専門用語など意味がわかりにくい言葉を説明します。
そうすることで空欄が埋まっていきます。

種部院長とスタッフの皆さん
種部院長とスタッフの皆さん

「パンフレットなどを使って女性の身体や月経の仕組みなども説明します。保健体育の復習みたいなものですね。20、30歳代の方でも案外正しい知識を持っておられないことが多いようです。きちんと自分の月経と向き合い、自分の言葉で症状を伝えていただくためにも、問診には時間をかけます

と種部院長。
看護師のMさんは、

「たとえば月経量などは人とは比べられませんよね。自分では多いと思っていても、よく聞くとナプキンが半日もつ程度で、多いというほどの量ではなかったり。そんなときは以前と比べてどうですかと聞くと、そういえば増えましたと返ってきます。個人差を見極めるのも看護師の仕事だと思っています」
と語ります。

完全個室の内診室

病院の設計段階で患者さんの声を集めたところ、婦人科に行きたくない理由のトップが「内診がいや」という意見だったそうです。その声を反映し、この病院の内診室は内診への抵抗を減らすために特にこだわったといいます。

「待合室で呼ばれて直接、内診室に入るのが恥ずかしいという方が多いんです。だから当院では診察室のなかに内診室を設けた完全クローズドの個室にしました。照明も落としアロマオイルをたいたりして、緊張感をやわらげる工夫をしています。患者さんと医師の間にはカーテンもありません。そのかわり患者さんが自分で下ろせるスクリーンを設置しました。カーテンがない方が、超音波のモニターを見ながら説明できますし、医師と直接コミュニケーションをとりながら内診ができるメリットがあります。実際、スクリーンを下ろさない患者さんの方が多いですね。
普通、病院は医師が働きやすい構造にしますが、私はやはり患者さんが安心して受診できるのが一番だと思っています。内診がいやなために婦人科に行けず、病気の発見を遅らせてしまっては大変です。どうすれば気軽に来院してもらえるかを考えるのは、医師の責任でもあると思っています」

内診室
内診室
外観
外観

どこまでも患者さんの、そして女性の立場にたって診察をする種部院長。月経痛を我慢させない、月経トラブルに隠れている病気を少しでも早く発見して対処する、その思いがひしひしと伝わってきました。

女性クリニック We! TOYAMA

婦人科、乳腺外科、形成・美容外科を備え、カウンセリングも行っている女性のための総合クリニック。種部院長は小・中学校、高校への性教育指導も行っている。
同クリニックについて詳しくはHPで。

女性クリニック We! TOYAMA
住所
〒939-8204
富山市根塚町1-5-1
電話
076-493-5580
診療内容・
受付時間など
詳しくはこちら
URL
http://www.we-toyama.jp/

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