ドクターからのメッセージ ドクターからのメッセージ

医療法人 好川婦人科クリニック
院長 好川 元庸(よしかわ もとのぶ)先生

幅広い年代の女性の健康を守る
~頼れる、医療の入口として~

生駒山の宝山寺へ通じるケーブルカーが山肌に沿ってゆっくりと昇っていきます。かつて門前町として栄えた昔の面影をしのばせる町並みと、ダイナミックに鉄道路線が交差する近代的な風景とがうまく溶け合う生駒駅。改札を南へ出て、東へ約500メートル。ソフトなサーモンピンクの看板が好川婦人科クリニックの目印です。 扉を開けると屋内も淡いピンクの色調で統一され、いかにも女性のためのクリニックという優しい雰囲気。「ようこそ」と出迎えてくださったのは、好川元庸院長ご自身でした。

女性の味方、婦人科クリニック

「生理痛で来院される患者さんはけっこう多いですよ」

と好川院長。長身でおおらかな姿はまさにテレビドラマに出てくる“院長先生”のイメージ。自然体で優しい口調に、人柄がにじみでています。
そして

「年代でいえば10~20代ですね。親御さんに付き添われた中学生もいますね。最近のお母さんはすでに婦人科に対する抵抗感が少ない世代になっているようで、そういう意味では女性が自分の体を大事にすることが当たり前の世の中になってきたように感じます」

と言葉を続けます。女性にとっては嬉しい社会変化です。

「生理痛にもいろいろ段階がありますが、例えば鎮痛剤で痛みが抑えられなくなったとか、経血量が増えた、生理開始の4日目以降でもまだ痛みが治まらない、それもだんだんひどくなるといった変化があれば、医師に相談されたほうがよいと思います。 10代の女性の生理痛は、ほとんどが器質的な異常を認めない月経困難症※1によるものですが、20代になってからのそういった症状には子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症といった病気が隠れている※2ことがあります。早めの受診はそれらの早期発見にもつながりますから」(好川院長)

※1:機能性月経困難症といいます。
※2:病気が隠れている月経困難症を器質性月経困難症といいます。

薬に対する誤解を解くことも仕事の一つ

「機能性の生理痛の代表的なものは、子宮の頸管部が狭いために経血がスムーズに流れずにうっ血を起こし痛みとなるものです。それに加えて経血を体外に排出させるための子宮収縮を促す物質(プロスタグランジン)の分泌量が多ければ、過剰に収縮が行われるために強い痛みとなる場合もあります。お産を経験することで子宮頸管が広がるので楽になりますが、それまでがまんする必要はなく、鎮痛剤や低用量ピルなどの薬で十分に痛みを治療できます。
お母さんのなかには鎮痛剤自体も飲ませたくないという人もいて、がまんにがまんを重ねてその結果、相談に来られるという人もいます。まずはそういった薬に対する誤解を解く啓発活動も私たちの仕事の一つといえます」

黄色のカーテンが印象的な待合室
黄色のカーテンが印象的な待合室

それぞれの薬の効果、副作用も含め正確な情報を提供することは重要な責務と語る院長からは、一人ひとりの患者さんに対して納得できるまで丁寧な説明をされている様子が伝わります。

診察はまず問診で。あたたかな配慮

「10代の方の診察は問診が第一です。生理痛がいつから、どこにどんな痛みが起こるか、何日続くかといった項目に答えてもらって診断の材料とします。おおむね機能性と判断してよいと思いますが、なかには内診をしたほうがよいと判断をする場合もあります。20歳以上の方であれば、年齢的にも器質性の疾患が隠れている可能性が高いですから、内診を含めた診察をさせていただきます」

婦人科に対するイメージが嫌なものになれば、その後の人生においてもマイナスになりかねないと、好川院長は女子中高生に対する診察に慎重な態度をみせます。 傍らからスタッフを代表して取材に同席した助産師の神谷ルリ子さんが、

助産師の神谷ルリ子さん
助産師の神谷ルリ子さん

「10代の患者さんにどうしても内診が必要な場合は、診察に立ち会っている私たちスタッフも患者さんの表情や雰囲気に気を配ります。少しでも不安感やこわいといった様子があればそばで手を握るなどして安心していただけるよう心がけています」

と言葉を添えてくれました。
院長はじめスタッフ全員がソフトに患者さんを受け止めている様子がよく分かります。

ネットワークを生かした診診連帯も

好川院長のふるさとであるこの地で開院してすでに14年。大学病院や地元の総合病院での勤務を経てオープンした婦人科専門クリニックです。しかし当時は奈良県下に婦人科だけで開業する医院は初めて。周囲からのさまざまな意見を押してのスタートだったようです。いわば女性のためのクリニックのパイオニアなのです。

「開業時から私の理念は、小学校高学年くらいの児童から90歳を過ぎた年配の方まですべての年代の女性を対象として、お産以外は幅広く診させていただくということで一貫しています。 大事なのはまず相談に来ていただき、身近な“かかりつけ医”として異常の有無を見極めること。必要であれば設備のある病院へ紹介しますし、通院で治療できるものはそう対応します。
言い換えれば、がんなども含めた疾患を、まだ症状が何もない時点で見つける、見逃さないということです。それが私の役割だと思っています」

パンフレット
さまざまな疾患を早期にみつけることが大切

と好川院長は力強く話してくれました。 近隣の内科診療所などと連携をとり、互いに協力し合う診診連携のネットワークもすでに出来上がっているとのこと。地域に住む女性の心強い味方です。

内助の功がキラリ。細やかな心遣いがあちこちに

神谷さんも好川院長の人となりを

「治療に関しても、いろんな選択肢から患者さんに説明をされます。ですから患者さんもゆとりをもって考えることができるのでは。そういった診療方針や的確な判断にスタッフも厚い信頼を寄せています」

と笑顔で話してくれました。
受付には自由に意見や要望が投書できる「ご意見箱」や耳の不自由な方への「筆談をお申し込みください」といったメッセージなどがさりげなく置かれています。そういえば院内のあちこちにこういった誠実な心遣いがあふれています。それを、

「院長の人柄と、そして奥様の内助の功も大きいと思います」

と帰り際に神谷さんがそっと教えてくれました。
好川院長のおおらかさも、そういった大きな支えがかもし出しているのかもしれません。心がほのぼのとする気持ちで帰途についた取材班でした。

好川婦人科クリニック

奈良県下では数少ない婦人科専門クリニックとして平成7年に開業。以来女性特有の病気や症状に悩む幅広い年代の人たちの相談窓口として、地域に根ざした診療を行っている。モットーは「心と身体にやさしい診療」。親子二代にわたって相談を受けるケースも増えてきた。婦人科治療・がん検診・妊婦健診・ブライダルチェックなどのほか、不妊治療にも力を注いでいる。同クリニックについて詳しくはHPで。

好川婦人科クリニック
住所
奈良県生駒市東新町4-20 石丸ビル1階
電話
0743-75-8600
診療内容・
受付時間など
詳しくはこちら
URL
http://www1.kcn.ne.jp/~chap-lin/

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