ドクターからのメッセージ ドクターからのメッセージ

咲江レディスクリニック
院長 丹羽 咲江(にわ さきえ)先生

患者さんが納得できる治療を

名古屋市を東西に結ぶ地下鉄東山線。名古屋一の繁華街、栄から4駅東の池下鉄駅より徒歩1分。沿線に住む人々「婦人科ならここ!」と言うほど信頼される「咲江レディスクリニック」は、ドアを開けると病院というよりも友人の部屋に来たようなアットホームな雰囲気。アートフラワーや花の絵がセンスよく随所に飾られ、やわらかな空気が流れています。「名前が咲江ですから」と明るく微笑む丹羽先生に、最近、増えてきたという生理痛での受診者への対応と治療法についてお話をうかがいました。

病気への予防意識が高まっています

20代、30代、40代の女性がそれぞれ3割という患者層で、最近は生理痛を訴えての受診が増えているそうです。なかでも生理痛がひどいので病気がないかチェックしてほしいという積極的な姿勢の女性が多いのだとか。

「今は結婚や出産の予定はないけれど、将来子どもが産めるかなと、ふと心配になるみたいですね。当院は、婦人科検診でやってくる患者さんが多いことが特徴。年齢が若い人でも病気への予防意識が高くなっていると感じます。子宮ガンや乳ガンの検診目的なので、婦人科が初めてという方も気軽に来てもらえているようです。検診では生理痛はありますかと必ずお聞きし、ある場合は子宮内膜症などの病気も調べた方がいいですよと説明しています」

一方、生理痛で受診した患者さんにはまず、「生理痛外来問診票」に症状などを記入してもらいます。実に細かくチェックできるようになっていて、生理中だけでなく生理前の症状や、痛みの程度、鎮痛剤などの服薬状況なども把握できるため、問診票を見るだけで、大体の症状や患者さんがどんな治療を受けたいのかがつかめると丹羽先生。痛みの程度が仕事を休むくらいのものであれば低用量ピルの処方を考えますが、患者さんと相談しながら選択してもらいます。

緊張をやわらげる、落ち着いた雰囲気の内診室

「生理痛で受診した患者さんの場合、性経験がない方以外は基本的に内診を受けられたほうがいい、というのが当院の考え方です。もちろん、先に患者さんの意思を確認しますが、お腹の上からのエコーと内診でのエコーでは見え方の精度が違うので、できるだけ内診を受けられることをおすすめします。患者さんには、この機会に自分の体のことをきちんと知っておきませんかとお話すると、たいていの方は納得されます」

内診室

内診室はやわらかい色の照明が落ち着いた印象の個室です。器械類はすべて目につかないように収納され、花の絵、木の棚や籐の籠が配置されるなど、患者さんの緊張をやわらげるための気配りが感じられます。カーテンも花の刺繍がほどこされた優雅なもので、内診台の仕切りに同色のスクリーンが下がっていました。

「内診中はスクリーンを下げますが、逆に見えないと緊張するので上げてくださいという方もいらっしゃいます。内診台の横の壁にはモニターを設置していて、患者さんにもエコーの画面を見ていただきながら症状を説明しています。今は特に問題となる症状がなくても、日常生活で気をつけることや、どんな症状なら治療が必要になるのかなどを説明し、病気にならないための指導にも心がけています」

納得したうえで低用量ピルを処方

ひどい生理痛や子宮内膜症などの病気があった場合はどんな治療を行っていくのでしょう。

「症状の程度にもよりますが、ファーストチョイスは低用量ピルです。症状が重くない場合は鎮痛剤でもいいのですが、子宮内膜症は生理のたびに進行していく病気なので、低用量ピルを今のうちから使った方がいいですよ、とお話します。最初は抵抗を示される方がほとんどですね。

落ち着いた印象の待合室
落ち着いた印象の待合室

副作用、特に太るのでは?と心配される方が多いので、メリットや副作用については十分に説明します。副作用は多少のむくみや吐き気、不正出血があること。
一方、メリットは生理痛が楽になり、生理周期も規則的になることです。特に若い女性は生理周期が不安定になりやすく、痛みが突然起こることが多いので、鎮痛剤を持ち合わせていない場合や、持っていても服用してから効くまでに時間がかかることもあります。大事な会議や面接などに重なってしまうと辛いものです。低用量ピルの服用を始めてから、そういった心配がなくなって精神的にすごく楽になったという方がたくさんいらっしゃいます。
そんなお話をし、それでもいやなら無理にすすめることはありません。ただ、本当に低用量ピルが必要だと思われる患者さんには、診察の回数を重ねていくなかで、これはあなたの体にとって使う必要があるお薬ですよとお話して、患者さんが納得すれば処方するのが当院の方針です」

スタッフ全員で患者さんをサポート

納得して使い始めた患者さんは途中で治療をやめてしまうことも少ないそうです。また、クリニックではピルを継続していくためのフォローもしっかりと行っています。

「不安なことがあれば遠慮せずに電話をかけてね、と言っています。副作用についてはお薬を処方するときに説明しているので、不正出血などがあっても驚かれることは少ないですね。また、気分が悪いなどの副作用が出るときは、薬が合わないのではなく体調が悪いときが多いので、薬の種類を変える、体調がよくなるまで待つなど、患者さんにとって最も良い方法を考えます。

スタッフの方発案による妊婦さん向けのヨガ教室も
スタッフの方発案による
妊婦さん向けのヨガ教室も

飲み忘れたときの対処や副作用に対する問い合わせはスタッフが対応しています。当院の看護師はピルの知識をしっかりと持っていますし、実は私や一部のスタッフはピルユーザーなんですよ。副作用なども一通り経験しています。患者さんの気持ちがわかるので、具体的で親身なアドバイスができ、患者さんも安心してくれます」

受付に相談に来られる患者さんが待たずにすむように、心配なことを受付で用紙に記入してもらい、すぐに丹羽先生や看護師が対応するなどの工夫も。その他、生理痛がひどい場合は体が冷えないように、月経不順の方には疲れをためないようになど、普段の生活のなかでできるケアもきちんと指導してくれます。

1年に1回は婦人科検診を

「初めての婦人科となれば、誰でもたいてい緊張して自分の伝えたいことがうまく伝えられません。だからこれだけは聞きたいということをメモしておく。たくさんあるなら優先順位をつけておくといいですね。それから、基礎体温を計ることをおすすめします。エコーでは病巣の様子はわかりますが、排卵の有無などはわかりません。せっかく来られるのだからできるだけ早く判断できて、安心して帰ることができるようにしたいですよね。また、生理痛がなくても婦人科検診を受けるつもりでお越しください。病気の早期発見につながりますし、何も異常がなければ安心です。病院は病気を治すところだけど、病気にならないようにサポートするところでもあるんです。1年に1回は定期検診を受けられることをおすすめします」

丹羽院長やスタッフの方々と患者さんとの距離がとても近い、安心感のあるクリニックという印象を強く感じました。

咲江レディスクリニック

スタッフ全員が女性で、思春期から更年期まで幅広く婦人科診療を展開。内診室や診察室も完全個室のためプライバシーもしっかりと守られ、どんなことでも相談できる体制を整えています。同クリニックについて詳しくはHPで。

咲江レディスクリニック
住所
愛知県名古屋市千種区池下町2-15 ハクビ池下ビル3F
電話
052-757-0222
診療内容・
受付時間など
詳しくはこちら
URL
http://www.sakieladiesclinic.com/

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