ドクターからのメッセージ ドクターからのメッセージ

近藤ウイメンズクリニック
院長 近藤 正彦(こんどう まさひこ)先生

「普通」にとらわれない

心地の良い橙色の待合椅子で、壁面を優雅に泳ぐ美しいブルーの魚を鑑賞。そんなリラックス空間で患者さんを温かく迎えてくれるのは、小倉駅前のオフィスビルの一角にある近藤ウィメンズクリニック。「お産や妊娠に関係なく、気軽に心の問題も相談できるような病院らしくない病院を作ろうと思いました。そのためにオフィスビルの中にクリニックを開設しました。」周囲の目を気のせずに入れる事ができ、プライバシーが守られている感じがします。「始めた頃は婦人科でビルクリニックというのは、まだ少数でした」と、22年前の開設当初を振り返る院長の近藤正彦先生。当時としては勇気のいる決断だったはずですが、患者さんの為なら「普通」にとらわれることなく実行するのがクリニックのポリシーです。

女性の心とからだのクリニック

近藤ウイメンズクリニックは「女性の心とからだのクリニック」。患者さんが緊張せずに相談・受診ができるように様々な工夫が凝らされた施設内は、先生の気配りの宝庫。 ここで御紹介できるのはほんの少しですが、どんな工夫をされているかと言いますと…

「白衣を見ると緊張してしまう患者さんもおられるので、最初は白衣なしで始めました。さすがに患者さんに医師かどうか疑われてしまったので、今は白衣を着ています」

やわらかい雰囲気の診察室
やわらかい雰囲気の診察室

そういえば受付の事務員さんは普段着ブラウス、毎日先生の傍らでサポートされているという看護師で助産師の奥様の美由紀さんはカフェ風のエプロン姿、確かに病院らしくありません。

「こちらは5年前に改装をしましたが、患者さんが相談をしにくいという事がないように、緊張せずに話ができるよう工夫をしています」

診察室に診察机やコンピュータが見当たりませんが…。

「このナチュラルウッドの小さい机を使います。それに診察室には電子カルテは設置しません。コンピュータより患者さんと向き合う時間を大切にしたいですからね」

何という心配り!さすが「心とからだのクリニック」ですね。 クリニックには心療内科もありますが、生理痛のような婦人科系の痛みが心の影響を受ける事はあるのでしょうか?

「生理だけでなく、痛みは心の影響を受けると思います。例えば、非常に興奮している状態だと怪我をしても痛みを感じないことがありますよね。痛みを感じるというのは最終的に脳が認知をするので、その時の心理状態の影響を受けるという事が考えられます」

なるほど。心と生理の相関はいかがでしょうか。あまり関係がないように思えるのですが…。

「女性の身体はホルモンの影響を受けます。例えばショックな出来事が起きると生理が来なくなる事がありますよね。逆に恋をすると肌がキレイになるという話もあります。良い心理状態だと女性ホルモンの分泌が高まります。生理前にイライラしてしまうのは、『黄体ホルモン』というホルモンが増加している事が心理に影響を与える事が原因です。つまり、心とからだは切り離せない関係なのです」

心の相談も含め、来院される患者さんは何歳ぐらいの方が多いですか?

「患者さんの年代は幅広く、20代、30代、そして40代の方が来られます。比較的若い世代の方が多いですね。やはり街中のビルクリニックで交通の便が良い場所にあるので、この辺りで働いておられる方や、通勤・通学途中に小倉駅で下車される方など色々な場所から来られています」

(取材に同席下さった奥様)

「今日は10年ぶりの患者さんが更年期に関する相談で来られました」

若い時に生理痛で来院していた患者さんが今度はお子さんに付き添って来られたり、リピーターの患者さんもかなり多くなっているそうです。

低用量ピルは、世界のスタンダードです

生理痛を訴えて受診される患者さんは沢山おられますか?

「意外と最初から『生理痛がひどい』という理由で来られる患者さんは少ないですね。他の話を聞いている中で、生理痛が激しいという事を聞いて明らかになることもあります。また、診察をしたら病気があったということもあります。色々な理由で来られるので、必ずしも生理痛を訴えて来られる患者さんが多いとは限りません。ただ、若い方ですと生理痛が激しくて受験に影響があるという方や、年配の方でも段々生理痛がひどくなってきたので病気じゃないかと言って来られる患者さんもおられます」

ゆったりとした待合室
ゆったりとした待合室
丁寧に説明してくださる近藤院長
丁寧に説明してくださる近藤院長

診察の中で「生理痛」について必ず問いかけるようにしておられるのですね。
ところで、生理痛の主な原因は何なのでしょうか?

「一番多いのは、機能性の問題です。単純に言えば卵巣の働きが活発である事です。子宮内膜症や子宮筋腫などの病気も生理痛の原因にはなりますが、若い方だけでなく年配の患者さんを加えても、機能的な問題が原因になっている事が多いです」

痛みが激しいと言う患者さんにはどんな治療をされますか?

「痛みを我慢されているので痛み止めを処方しますが、その後は低用量ピルをおすすめします。ただ、ピルに対して悪いイメージを持っている患者さんもいて服用を拒否される場合もありますし、お子さんが服用する事を親御さんが反対する場合もあります」

低用量ピルは、どんなイメージを持たれているのでしょうか?

「普通の人は使わない薬、避妊のためだけの薬、という偏見が今でも残っているようです。これはピル自体ではなく、ピルを飲む人に対する古い偏見のためのようです。他にもピルの副作用で太る事を気にする患者さんもおられます。実際には低用量ピルの副作用で太る事はまずありません」

まずは低用量ピルが治療薬である事を説明されるのですね。

「治療薬と言われてもピンと来ないでしょうから患者さんには、『ピルは元々避妊用の薬だけれども、現在はピルと同じ成分を含む薬剤が保険適用になっていますし、世界中で月経困難症のスタンダードな治療薬として使用されています。』という説明をすると、患者さんの中には避妊のためだけの薬でないという事が分かって服用を開始される方もおられます」

低用量ピルと上手く付き合って豊かな人生に

鎮痛剤と低用量ピル、それぞれ痛みを抑える効果は異なるのでしょうか?

「生理痛で鎮痛剤を飲むのは、痛みを抑えるようにしているだけです。低用量ピルの場合は痛みそのものが発生しないようにすることができ、生理前の症状も抑える事ができます」

このような利点を聞いた患者さんは低用量ピルの服用を希望されるでしょうね。

「低用量ピルを勧める際は、患者さんの様々な気持ちの影響を考えます。もちろん子宮内膜症や生理痛の治療薬として使用するのですが、ホルモンの作用でニキビや吹き出物が減ってキレイになれるとか、そういう利点もお話するようにしています。若い方だと受験に関連したメリットもありますね」

10代の患者さんにも低用量ピルの処方をされているのですね。若年齢での服用に問題はないですか?

整頓された受付カウンター
整頓された受付カウンター
予診や服薬指導を行う部屋
予診や服薬指導を行う部屋

「生理が始まっていれば、服用しても問題はありません。中学生、高校生の患者さんの中には、『痛みが和らぐなら試してみたい』という方もおられます」

低用量ピルを処方された患者さんは、どのぐらいの期間、服用されていますか?

「生理痛を考えると半年間は服用してもらうようにしています。最初の2周期は痛みが取れないということもありますが、3周期目になると楽になることがあります。症状が変わらなくても3周期使用して、それで楽になれば半年間使用してもらいます。半年間続けますと、その後は皆さん続けておられます」

まずは半年続けて、その後ずっと低用量ピルと上手く付き合って豊かな人生になればいいですね。
最後に生理痛で悩んでいる読者の皆さんに先生からメッセージをお願いします。

「1人で我慢しない事です。病気の有無に関わらず、生理に関する悩みは我慢しない方がいいですよ。是非、相談に来て下さい」

近藤ウイメンズ・クリニック

おちついた雰囲気で丁寧にお話してくださる近藤院長と優しい笑顔の看護師さんが、月経・妊娠・更年期などデリケートな悩みを心とからだの両面からケアしてくれます。
工夫が凝らされた居心地の良い院内は、婦人科を初めて訪れる患者さんでもきっとリラックスできます。

近藤ウイメンズ・クリニック
住所
〒802-0003
福岡県北九州市小倉北区米町1-1-21
大分銀行・明治安田生命ビル6F
電話
093-511-3881
診療内容・
受付時間など
詳しくはこちら
URL
http://kondo-cl.com/

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