ドクターからのメッセージ ドクターからのメッセージ

KUBOクリニック
院長 久保 智秀(くぼ のりよし)先生

Profile
産婦人科医の父を持ち、迷うことなく医学の道へ。聖マリアンナ医科大学卒業後、東北大学医学部産科学婦人科学教室に入局し、医学博士学位を取得、1994年に独立、KUBOクリニックを開業されました。母子保護法指定医、日本産科婦人科学会専門医として、地域医療にも積極的に働きかけておられます。

インタビューの中で、「東北」という土地柄ゆえの症状があると知って驚きました。北国で、気分転換ができることも少なく、精神状態が不安定になる人が多いのだとか。厳しい寒さからの血管収縮など、外的要素とメンタル面からの原因が考えられるそうです。そんな中、出産後の月経痛や月経前症候群(PMS)などに悩む人たちの駆け込み寺ならぬ駆け込み院になっているのが、KUBOクリニックです。「病院というイメージを払拭し、ふつうの家で相談できるような」空間を目指した院内は、アロマの芳香浴などリラックスできるための提案が至る所になされています。久保院長は、生まれ育ったここ花巻で、周辺に暮らす女性たちが快適に過ごせるよう、他医療機関との連携を図りながら、地域医療の充実のために尽力されています。

悩める女性の味方であるために、いつでも「真摯であること」

久保院長が幼い頃は10軒近くあった産科医院も年々減少し、今では市内に2軒しかありません。希少な産科医院としてテレビなどのメディアで紹介されたこともあるKUBOクリニックには、遠方からでも口コミを頼りに多くの女性が訪れます。年間400人もの赤ちゃんを取り上げるだけでなく、女性特有の悩みを相談に来る患者さんが後を絶ちません。

「仕事に支障を来すほどの月経痛をはじめ、イライラや焦燥感、家族間での八つ当たりなど、様々な症状で多くの患者さんがいらっしゃいます。痛みの自覚は人それぞれですから、日常生活をいかに楽にするかを大切にしています」

院内はピンクで統一され、かわいらしいメルヘンなイメージに。
自宅のようなくつろぎを意識して、外観は住まいのような佇まい。院内はピンクで統一され、かわいらしいメルヘンなイメージに。

と、久保院長。女医さんを望む患者さんも少なくない中、久保院長が絶大なる信頼を得ているのは、その物腰の柔らかさと話しやすい雰囲気ではないでしょうか。 「明るい医療」を目指す上で、患者さんが何を求めているかを熱心に受け止め、どんなことにも丁寧に、詳しく答える。それが、久保院長のスタンスです。

「苦にする症状を和らげるためにじっくりと話を聴いて、一緒に治療を考えていきます。ときには薬を出さずに改善を図ることもあります。薬に対して不安があれば、どんなに些細な質問でも知ってることは何でも答えるようにしていますし、本人が納得できるまで説明します。配偶者や恋人と一緒の場合は、望まれれば相手の方にも詳しくお話をします。患者さんの中には、心療内科や精神科へ通ったものの症状が良くならずに当院に来られる方もいらっしゃいます。そもそもどこに行ったらいいかも分からない人も多いですね。湿疹・吹き出物・ニキビに悩んで皮膚科に通っていた人が婦人科に来て、ホルモンコントロールで改善することも珍しくありません」

恥ずかしがっていた人が「来てよかった」と言って帰っていく姿を見送るたび、やりがいを感じるとおっしゃいます。外科に憧れたり、心療内科を目指したこともあったものの、何よりもまず「喜んでもらえる仕事」をしようと、父親と同じ産婦人科の道を選ばれました。

「お父さんの仕事はいい仕事だと思うよ、と娘に言われたときは本当にうれしかったですね」

そんな一言にも、久保院長の人柄が垣間見られます。

何よりも「気持ち」を大事にしながら、苦痛を和らげていきたい

久保院長の診察におけるルールは、薬を処方する際、「初回は一回分」に限っているということ。疑問や不安はすべて解消することを目標に、飲み方の説明から親切に行います。それでも半信半疑な患者さんには、

「治療して良くなるなら、一度試してみては?」

と、やさしく提案する。

「副作用がなくても、薬には合う合わないがありますから。飲んだ後の月経の経過をできるかぎり詳しく話してもらって、二回目以降も継続するかどうかを考えていきます」

とおっしゃるのは、あくまでもご自身が男性だから。

「完全には苦しさを理解できないからこそ、可能なかぎり寄り添えるように心がけています。それは私が女性ではないからできることかもしれませんね」

久保院長が重視しているのは、何よりも患者さんの気持ち。痛みは二番目だと言います。

笑顔が素敵なスタッフさん
笑顔が素敵なスタッフさんは全員、朗らかで穏やかな印象です。話しかけやすいことが、彼女たちの共通した魅力のひとつ。
広々とした多目的ルーム
広々とした多目的ルームを利用して、10か月間のマタニティライフを健やかに過ごすためのビクス教室も開催されています。

「話を聴いてもらうだけで、大丈夫って言われるだけで、安心される患者さんもいらっしゃいます。情報過多ゆえに不安をあおられてしまうこともありますから」

だからこそ、教えてあげることも治療のうちだと、久保院長は考えています。痛みを取り除くのは薬だけではないという思いから、様子見することも珍しくなく、あくまでも「生活改善のため」というスタンスを崩しません。

「もちろん、必要な場合は最適だと思われる薬を処方します。例えば、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP製剤)は、副作用が少なく、初めてでも抵抗感を抱きにくいのが特長的です。我慢するよりも合う薬を適量に服用して、日々を快適に過ごすことを大事にしてほしいと思っています」

少しでも心地よく生きていくために、「苦にしていることがあれば何でも話をしにいらしてください」と、オープンな姿勢を保ち続ける久保院長のエネルギーの源は、患者さんからもらう「ありがとうございます」という言葉。幼い頃から抱き続けてきた「医者になろう!」という願いが叶い、「本当に良かったと思っています」と、笑顔で締めくくってくださいました。

魅力★発見

終始、微笑みを絶やさず、落ち着いた口調で丁寧に言葉を選んで話す――久保院長の印象です。思わず何でも相談してしまいそうな懐の深さを感じ、多くの患者さんから頼りにされているのも頷けました。とても謙虚で、けれどしっかりとした芯を持ち、父親と同じ道で女性たちのために奮闘されています。1日3~4時間の睡眠でもやりがいを感じて頑張れるのは、産婦人科医という仕事にポリシーとプライドを持っているからに他なりません。医師の花形でもある外科医に憧れたものの、命の誕生に立ち会える場をあえて選んだ久保院長にとって、苦しみを軽減し、患者さんが穏やかな表情を見せてくれることが何よりの喜びなのでしょう。

KUBOクリニック

花巻空港から車で15分ほどの住宅街にある産科・婦人科のクリニック。一般外来はもちろん、がん検診や更年期外来、不妊・避妊相談の親身な対応に定評があり、花巻周辺に暮らす女性の味方として絶大な支持を得ています。フリースタイル出産について学ぶため、九州の病院まで見学に行くなど、熱心な久保院長の提案で行われている本格的なマタニティビクスも人気です。今年で開業10年目を迎え、周辺の医療機関との連携を図り、地域医療についての活動にも力を注がれています。口コミの患者さんが多く、遠野や紫波町からも通院されています。

KUBOクリニック
住所
〒025-0082
岩手県花巻市御田屋町1番69号
電話
0198-21-1103
診療内容・
受付時間など
詳しくはこちら
URL
http://www.kuboclinic.jp/

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