生理のしくみ 生理のしくみ

監修 カレスサッポロ時計台記念病院 院長 藤井美穂 先生

よくある質問

生理痛と女性の病気について、みんなの疑問に医師が答えます。

『低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP製剤)』に関する質問

Q1. 低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP製剤)とはどんな薬ですか?低用量ピルとは違うのですか?
A. 卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の2つの女性ホルモンが含まれています。
排卵を一時的にお休みさせることで、生理に伴う痛みやその他の症状を改善します。
子宮内膜症や月経困難症治療を目的として保険適応が認められている薬剤です。
低用量ピルも同様に2つの女性ホルモンが含まれますが、避妊を目的に使われる薬剤です。
Q2. 低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP製剤)を飲むとがんになるリスクが高くなりませんか?
A. 乳がんや子宮頸がんのリスクがわずかに高まる可能性があります。
過度に心配する必要はありませんが、服用中は定期的に検査を受けるようにしましょう。
卵巣がんや子宮体がんのリスクは下がるといわれています。
Q3. 低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP製剤)を飲むと太りませんか?
A. LEP製剤を飲んだことが原因で体重増加がみとめられるという明らかなデータはありません。
ただし薬を飲んだことで体調がよくなり、食事の量が増えてしまうこともあるので注意しましょう。
Q4. 低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP製剤)は風邪薬と併用しても問題ありませんか?
A. アセトアミノフェン、サリチル酸を含むお薬と一緒に飲む場合は注意が必要ですが、それ以外の薬とは併用できます。

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